失敗編
その@ 謎の縮み現象
原因として考えられるのが
1.前の塗装が残っていて、新たに吹いたウレタン塗料と相性が悪く浮いてきた。
2.油分が下地に残っていてそれが塗装を浮かせた。
3.一度に厚く吹く、吹き方に問題あり。
4.祟られている。
4はないとして、1と2の対処方法として1回下地が見えるまで削って(この時はサフレスで)からシンナーで脱脂し、もう一度吹いてみました。。。しかーし!また同じ現象が起きまして。
で三度目の正直で、原因は残りの3しか考えられないので、今度は最初に吹くとき、薄ーく表面に吹いてザラザラした膜を作ってみて、その上から重ね吹きを行ってみると・・・なんとかO.Kでましたよ。
結論としては 『薄ーくちょっとずつ重ねて吹いていく』 これで大丈夫だと思います。
そのA ウレタンクリアーのだれ補正
完成後拡大画像!実はこの通りタンクのみ仕上げに失敗しております。
この白く見えるのはクリアー時に出来た気泡の跡で、
どんだけ削っても×2下から新たな気泡が出現するので完全に消す事が出来ませんでした。
でこれは気泡痕を削り去ってやろうと必死で磨いた結果の失敗です。つまり削りすぎ(泣)
サフ通り越して生下地が露出してしまいました。
今回の失敗の簡単な解説図を書いてみました。
@まずウレタンクリアーを仕上げで吹きます。この時ダレる一歩手前で吹くのをやめるのがコツなんですが、タンクは立体物でサイドを塗るとダレてしまいました。(本来ならそれを考慮して、サイドは若干薄く吹くか、重ね塗り待ち時間を10分→20分くらいに延長するべきだった)
Aそこで考えた対処法が「ダレたところは完全硬化後にやすり&コンパウンドで修正する」でした。修正で削るってことは、修正部分のまわりもある程度厚いクリアー層がないと下地まで削ってしまうので→ダレた部分を覆うようにさらにダレる位厚塗り決行!
Bダレるくらい吹いたのが、タンクサイド面だったので、塗料の自重でどんどんダレが下側に集結してしまった。それも綺麗に流れてるのではなく空気を覆うように流れるのでクリアー内に気泡が発生してしまいました。
C仕上げにやすりを使い磨くのですが、削っても削っても気泡痕はなくなりません。それはある層の気泡を取り除いても下から新たな気泡が出てくるからです(参照:面B,面C)
ということでこのような失敗をしないには
「ウレタンクリアーはダレるまで吹いてはいけない!(特に立体側面)」
ということに尽きると思います(汗)もし今回のようにちょっとダレてしまった部分があっても、それ以上吹いて後で処理しようなんて考えないほうが良いと思います。その方が被害を最小限に抑えることが出来ると思いますんで。