自家塗装に挑戦

- プラモ出来たらできまっせ - 


 

まずは塗装範囲を決めます。今回は1色で仕上げるので特に配色については考えませんでしたが、ステッカーをどのように貼ろうか考えるのにこの全体画像を使いました。

 

 こうやって見るときれいな塗装面してますね〜。ただこのHONDAマークが気に入らなんもんでね(汗)ここはホンダウイングマークに変更決定。

 ここのJADEってステッカーには特に不満はなかったんですけど、全体の色合えを合わせないと変なので、ここも塗装します。せっかくだし、こいつの正式名称『CB250F』に変更することにします。

 大通りで見つけた塗料屋さんに「ウレタンクリアーあります?」って聞くと「なにするの?」って怪しまれました(汗)たぶん未成年だと思われたんでしょうね。正直に「バイクを塗装したいと思ってるんですけど」って言うと、親切にもウレタンを専門に扱っている塗料屋さん地図つきで教えてもらいました^^

で教えてもらった塗料屋さんとこでウレタンクリヤーと硬化剤と専用シンナー(ウレタン用)を購入。ウレタンは高いと聞いてるので恐る恐る値段を聞くと「小分けしたし3000円だね」って。。。。安い!!!カー用品のソフト99製ウレタンクリヤースプレーは1本2000円と考えてもこれはいい買い物をしたと喜びました、この時は。

 店のおじさんがいい人やったんで、塗装についていろいろ聞きました。

色塗装にラッカーを使い、その上からウレタンクリヤーを使えるのか?という質問におじさんは「ラッカーのシンナー成分が完全に抜けて硬化していたら、その上からウレタン系吹いても大丈夫だよ。だからラッカー系吹いたら一週間は寝かせてからウレタン吹けば大丈夫」との回答。

なるほど〜と思い、ついでにラッカーでソリッドカラー(色のこと)も調合してもらおうと思い頼みました。パンフレットを見て「フェラーリ#506」って色に決定。

で調合してもらって気分よく支払いに進むとおばちゃんが「8800円になります」って。。。えっ?8800円?クリアー1式が3000円だったことから考えると。。。ラッカーの調合塗料が5000円だと?!?!まさかこれはウレタン塗料で調合しやがったのか?

と思いおじさんに聞くと「ウレタンですよ」って。おじさんの対応にマジ感動してきていた俺には「人の話をよく聞け!ラッカーで調合しろといったんだ」とは言えず、ってか言いたくなく笑顔で購入。

まっウレタンだったら丈夫だしね(汗)これからは確認として3回は「ラッカーで」言うことにしよっと。

 さっそく塗装に入ります。今回はおばあちゃん家の長屋を借りました。とりあえず塗料が飛び散らないようにシートなどで部屋をガードしましょう。結構飛びますんで。

 解体作業中。この時点でタンクの塗装は削り落としました。塗膜が厚いのでサンダーという機械にサンドペーパー#320を装着して「ぶいーん」とステッカー部分を落とします。あとは手作業で耐水#320でゴシゴシ落としていきます。

この段階でサビを見つけたら落としておきましょう。あと本来金属部が露出するまで削るとサビ防止塗装まで落としてしまうのでいけないと書いてあるのを読んだことがありますが、今回はサフ吹くし大丈夫でしょと思い、とにかくきっちり古いステッカーをはがすことに専念しました。

 取り外したカウル類。これも同じように耐水#320でヤスります。ちなみに緑の機械はコンプレッサーです。

 これからサフを吹くんですけど、#320じゃ粗すぎかな?と思い#600で全体を整えました。あとガソリンはあらかじめ抜いておきます。ドレインから抜けば簡単に抜けると思います。でサビが入らないように入り口をふさぎます。今回は新聞紙を入り口に突っ込みました。ここはマスキングテープで塞ぐ方がよかったかなって思います。

 カウルについていた傷をパテで埋めます。中古で購入したバイクは大体こんな傷あると思うので、この際きっちり仕上げておきましょう。

こちらもサフ前で#800で仕上げました。(カウルはプラ製でやらかいため#800でいけます)

 プライマーと書いてありますが、中身はサフでした。まぁサフってプライマーの役割もかねてるのでO.Kですけど。

サフは別にカー用品じゃなくていいです。この他にもプラモ用のも使いましたが問題なしです。

 サフを吹いたら#800→#1000で表面を整えます。

 ここで問題発生。フェンダー部分に謎のシワが発生してサフが浮いた様な状態になっちゃいました。この時は「たぶん下地に何か残ってたかな?」と安易な考えで、対処方法も乾燥後にシワを耐水ペーパーで取り除き、表面を均一に整えただけでした。

これが後で思わぬ手間をかける羽目になりました。

 塗装は簡単な台にのせて行います。通路をしっかり確保しておかないと、奥のほうの塗装出来なくなっちゃうんでしっかり通路を確保しておきましょう。

 プラスチックパーツは#1500で仕上げました。
 

 ここからウレタン塗装に移ります。しかーし!ここでまたしても問題発生。フェンダー部分に謎のシワが発生してウレタンがバシバシに・・・

対処法は次のページ[失敗編]に書きました。とにかくここで2回もやり直したのは精神的にも肉体的にも辛かった(汗)

 

 ウレタン塗料は [塗材 : 硬化剤 : 専用シンナー]=[10 : 1 : 5〜7]です。専用シンナーじゃなく一般シンナーでも塗装は出来るそうですが、専用シンナーには速乾剤が含まれているそうなので塗料屋さんがあれば利用したほうがいいです。

ここから3日程度寝かせて化学反応→完全硬化させます。

 

 硬化後表面がざらざらしている部分は#1500で整えます。ただそんなに気にしなくてもクリアー層でカバーできるので大丈夫です。

その後ステッカーを貼ります。一度ずれた物を貼り直すとステッカーが伸びてしまうのでお勧めしません。左右対称ものなどは精神統一して貼りましょう(笑)

   ステッカーを組み合わせてみました。真ん中の文字はオートバックスで1文字80円で購入。HONDAマークは南海部品で2枚セット680円。ドラゴンか火か鳥かなんか知らんのはオートバックで2枚セット800円で購入。アクセントをいれると多少違和感なくなると思います。
 

 ステッカーが貼れたら、次はウレタンクリアーを吹きます。吹きつけ後の画像がなくてすみません!ウレタンクリアーは[塗材 : 硬化剤 : 専用シンナー]=[10 : 1 : 0〜5]です。1度目はなるべくシンナー0の無希釈で吹きつけたほうが良いそうです。で2度ダレる直前まで吹きます。

このウレタンクリアー吹きつけでも大失敗しました。解説と対処法は次のページ[失敗編]に書きました。

完全硬化時間は塗料屋さんが「3日程度」で、知り合いの塗装職人さんは「研ぎ出しするなら1週間」だそうです。ちなみに今回は用事とかあって5日放置しました。

で写真のように、まずは耐水ペーパー#1000→#1500で表面のザラザラを取り除きます。

 

 

 耐水ペーパーをかけた直後の写真です。つやは全然なくて正直ちょっと焦りましたが、研ぎ出す前に比べると表面のツルツル感が全然違います。ムラがないというか。

その後粗めのコンパウンドをかけて超鏡面仕上げ(細め)のコンパウンドをかけ、仕上げにワックスをかけると・・・

   こんな感じに仕上がります。実は失敗箇所だらけなんですが、うまーく写真とったのできれいに見えますね^^
   完成後@
   完成後A
   完成後B
   今回使用したエアガンです。親のものなので詳しくはわかりませんが、吹き付け圧調整、塗料量調整、吹き付け範囲調整、吹き付け向き調整(縦広か横広か)がついていました。とりあえずどんなガンでも、広範囲に吹き付けられれば大丈夫です^^(さすがにプラモ用エアブラシは塗装範囲が狭すぎなんで)
 

 シンナーです。親の業務用なのでタダでした。シンナーはホームセンターで買えます。

ウレタン塗料は完全硬化するとシンナーでもなかなか落ちなくなるので、エアガンの掃除はしっかりシンナーを使って行ったほうが良いです。

 

完成

 失敗編に続く [塗装する人には重要]

 

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